− Profile 永島 陽子 (ながしま ようこ) −
桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業。1976年渡欧。80年、ライプツィヒにおける国際バッハ・コンクール第5位入選。同年ヴィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科を、83年にはドイツ国立デトモルト音楽大学声楽科を最優秀で卒業。86年演奏家国家試験を最優秀にて修了。
80年以来ドイツを中心にヨーロッパ各地、イスラエル、日本でリート及びオラトリオの演奏活動を続け、97年帰国。
特にバッハ作品の歌唱で評価が高く、アルト・ソロを秋山和慶、三澤洋史、淡野弓子、樋口隆一、クリスチャン・カーニン、ロルフ・ベック、ジョシュア・リフキンなどの指揮者のもとで歌う他、礒山雅プロデュースによる“4人で歌うバッハのカンタータ”に出演。
2005年12月には、ドイツ、ハンブルクのヤコービ教会にてバッハの「カンタータ63番」と「クリスマス・オラトリオ」のアルト・ソロをルードルフ・ケルバーの指揮で歌っている。
これまでにクリスマス・オラトリオを67回、マタイ受難曲を16回、ヨハネ受難曲を26回、ロ短調ミサを26回、マグニフィカートを12回、カンタータ約90曲を200回以上演奏。リーダーアーベントを帰国後4回開催。
萩谷納、ヴォルフガング・シュタインブリュック、ローマン、オルトナー、ヘルムート・ドイチュ、ヘルムート・クレッチマール、ユリア・ハマリ、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ゼーガー・ヴァンダーステーネ他の各氏に師事。
現在、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。