Profile 【Bass】
− Constantin Graf von Walderdorff −
(コンシュタンティン・グラフ・フォン・ヴァルダドルフ)
ビュルツブルグで、クラリネットの音楽教育を受け始め、その後ウイーン音楽学校にてクラリネットのコンサートディプロマを取得。最後の2年間はソリストとして国内外の多くのコンサートに出演する傍ら、歌い手としての勉強を個人的に始めた。その後ウイーン音楽大学にてオペラコースおよびオラトリオのコースを終了。数多くの著名な教師のもとで研鑽を積む。
オペラのレパートリーとしては、フィガロの結婚のアルマヴィーヴァ伯爵、愛の妙薬のベルコーレ、コジファントゥッテのグリエルモ、チェネレントラのダンディーニ、椿姫のジェルモン、仮面舞踏会のレナート、ナクソス島のアリアドネのハーレッキンなど。
ドイツリートの分野では、シューベルト、シューマン、ヴォルフ、マーラー、ブラームスの歌曲を世界各国のコンサートで歌うほか、シューベルトの「冬の旅」はCDに収録され、ベートーベン協会から依頼をうけて、2007年、ベートーベンチクルスにて、ベートーベンが残した数多くの歌曲をすべて取り上げ、演奏した。2008年はシューベルト協会の依頼により、連続歌曲コンサートを行っている。その演奏は、「もっとも美しいドイツ語で、繊細な解釈」と、高く評価され、天性の音楽性と合わせて、類まれなリート歌手として注目されている。