− Profile 【バス】 小森 輝彦 (こもり てるひこ) −
日本人初のドイツ宮廷歌手。プラハ州立歌劇場「椿姫」ジェルモン役で欧州デビュー後は、独アルテンブルク・ゲラ市立歌劇場専属第一バリトンとして12年間活躍。その傍らザルツブルク音楽祭をはじめヨーロッパ各地に客演し、演じた役は70を超える。
『第九』や『さすらう若人の歌』、『ドイツ・レクイエム』、『カルミナ・ブラーナ』などのバリトンソロとして様々なオーケストラとのコンサートでの共演も多い。
近年のオペラ公演では、東京二期会『ローエングリン』テルラムント、『ファルスタッフ』フォード、『ルル』シェーン博士、『こうもり』アイゼンシュタイン、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、日生劇場『リア』リア、新国立劇場『沈黙』フェレイラ、神奈川県民ホール『金閣寺』溝口等に出演、充実期を迎えた演奏に熱い期待が寄せられている。
ベオグラード・フィルとのワーグナー『ジークフリート』など、国際的にも活躍を続ける。
今後は7月佐渡裕プロデュースオペラ「魔弾の射手」、9月九州交響楽団マーラー交響曲第8番、11月北九州国際音楽祭などに出演予定。
東京藝術大学、同大学院、文化庁オペラ研修所、ベルリン芸術大学で学ぶ。五島記念文化財団オペラ新人賞受賞。二期会会員。東京音楽大学教授。東京音楽大学附属高等学校校長。日本R.シュトラウス協会常務理事。日本発声学会理事。
公式ホームページ http://www.teru.de