東京芸術大学を経て、同大学院修士課程修了。第1回オーストラリア国際フルートコンクール第1位(1978)、イタリア、アンコーナ国際木管楽器のためのコンクール第3位(1979)、ブダペスト国際音楽コンクールフルート部門第1位(1980)受賞。林リリ子、小泉剛、吉田雅夫、マルセル・モイーズ、オーレル・ニコレの各氏に師事。1981年にデビュー・リサイタルを開いてから、ソロ、室内楽の分野で活躍している。1988年、カザルスホールのオープニング記念リサイタルシリーズ出演。レパートリーはバロックから現代曲まで幅広く、国内の活動のほか、フランツ・リスト室内オーケストラ(ブダペスト)、ルツェルン祝祭弦楽合奏団(ツェルマット)などと共演。スイスのFestival
der Zukunftの室内楽シリーズには、1986年の第1回から招かれている。1999年、2001年、ブダペストのフランツ・リスト音楽院に招かれ、リサイタルと公開レッスンを行った。ブダペスト国際音楽コンクール、日本音楽コンクールなど国内外のコンクール審査員も数多く務めている。CDにおいては、アンリエット・ピュイグ=ロジェ教授(ピアノ)との共演による「フルート・イン・スタイル」、「ビリティスの詩」がフォンテックよりリリースされている。現在、上野学園大学教授、東京音楽大学講師。 |