− Profile 【バス】 藪内 俊弥 (やぶうち としや) −
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程独唱科修了。
吉江忠男、多田羅廸夫各氏に師事。
第12回日仏声楽コンクール第二位入賞。第51回朝日新聞社主催「藝大メサイア」バスソリストでデビュー。その後「第九」(小林研一郎指揮)、モーツァルト、フォーレ、ドニゼッティ、スッペ「レクイエム」、デュリュフレ「レクイエム」(飯守泰次郎指揮、東京シティフィル)、バッハ「ヨハネ受難曲」、「マタイ受難曲」、「ロ短調ミサ」、「教会カンタータ」等のソリストを務める。
オペラでは、藝大大学院定期オペラ公演モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」マゼットでデビュー。その後東京室内歌劇場公演サリエリ「ファルスタッフ」スレンダー、同歌劇場公演パイジェッロ「セヴィリアの理髪師」(若杉弘指揮)バルトロを演じる。新国立劇場公演ツィンマーマン「軍人たち」に三人の大尉役で出演。またプッチーニ「ラ・ボエーム」マルチェッロ、ショナール、「ジャンニ・スキッキ」タイトルロール、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロール、「フィガロの結婚」伯爵、フィガロ、「コシ・ファン・トゥッテ」グリエルモ、「魔笛」パパゲーノ、ビゼー「カルメン」エスカミーリョ、ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」エンリーコ、「ドン・パスクァーレ」マラテスタ、「愛の妙薬」ベルコ―レ、レオンカヴァッロ「道化師」シルヴィオ、メノッティ「電話」ベン、「泥棒とオールドミス」ボブ等、幅広く、様々な役を演じている。2011年4月には、ルーマニア国立コンスタンツァ歌劇場に於いて、「ランメルモールのルチア」エンリーコ役でゲスト出演し、ヨーロッパデビューを果たした。
また、地元長野県でのリサイタルを皮切りに、東京や、各地でドイツ歌曲中心のリサイタルを積極的に行っている。