メールマガジン

本文表示 No.16

時間 : Thu 14-Apr-2011
タイトル : 東京バロック・スコラーズ メールマガジン 2011/4/14
メッセージ :

■ 東京バロック・スコラーズ 〜21世紀のバッハ〜 ■
メールマガジン ☆2011年4月14日 イースター号☆
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このメルマガは、東京バロック・スコラーズ(TBS)の演奏会で
アンケートにご協力くださったり、チケットをお申し込みくださった
皆様にお送りします。
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東京バロック・スコラーズでは2012年開催の「マタイ受難曲」演奏会に向け、
3月からメールマガジンを月刊配信しています。配信は今月より毎月14日です。
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☆CONTENTS☆
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【1】「マタイ受難曲」を歌おう♪ <団員募集>
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【2】 公演日 & 会場♪「マタイ受難曲」
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【3】 ☆ストーリア・マタイ☆ file No.2 ■『最後の晩餐』
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【4】 バロック散歩☆ 教会建築から生まれた音楽様式
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【1】 「マタイ受難曲」を歌おう♪ <団員募集>
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2012年開催の「マタイ受難曲」演奏会に向け、練習がスタートしました。

ダブルコーラス、少年合唱、独唱陣、演奏時間約3時間におよぶ大曲は、
合唱好きな人にとって一度は歌ってみたい“あこがれの一曲”でもあります。

そこで、東京バロック・スコラーズでは、今回、この大曲に取り組み
私たちと一緒にステージを創る仲間を大募集。
関心をお持ちの皆様!ぜひ、一度、練習の見学にいらっしゃいませんか?

バッハ作品を歌うのは初めてという方も、経験豊富な方も、大歓迎。
まずは、その大きなスケールの楽譜を手にとってみてください。
実際にその重みを感じ、普段どのように私たちが練習をしているのか、
見て、聞いて、雰囲気を感じてください。

私たちの活動の概要、入団オーディション対策など、担当の団員が
丁寧にご説明いたします。

練習見学▼

オーディション▼

お待ちしています!
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【2】 公演日・会場♪「マタイ受難曲」
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2012年7月1日(日)すみだトリフォニーホール(大ホール)

アコースティックな響きにぴったりの会場は、話題の東京スカイツリーまで
ほぼ一直線。東京の新名所も楽しめるでしょう♪
http://www.triphony.com/index.php

開演時間 他 詳細未定
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【3】☆ストーリア・マタイ☆ file No.2 ■『最後の晩餐』
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「マタイ受難曲」に登場する人物、物語の背景などを簡単にシリーズでご紹介。
第2回は、第一部でも描かれる『最後の晩餐』の場面です。

■<TBS−BWV244 file No.2>『最後の晩餐』
 レオナルド・ダ・ビンチの名画で知られる『最後の晩餐』は、イエスが
捕縛され、十字架につけられる前日に弟子たちとともにした夕食のこと。
マタイ、マルコ、ルカによる3つの福音書に記述されています。

 イエスは「過越しの祭り」の夕食を12人の弟子とともに過ごします。
そして、その場でユダの裏切りを皆に告げ、多くの人々の罪をあがなうために
パンは自分の身体、葡萄酒は自分の血であると聖体の秘蹟をさだめます。

 このようにパン*と葡萄酒の秘蹟は、カトリックでは「聖体拝領」、
プロテスタントでは「聖餐式」とよばれるキリスト教会にとって大切な儀式です。

「マタイ受難曲」では、第一部前半に弟子たちが夕食の会場を探すところから、
イエスがユダの裏切りを暗示し、聖体をさだめる場面が細かく描かれます。
福音史家、イエス、ユダ、そして弟子たち(合唱)の掛け合いが臨場感を
出しています。
 
 ダ・ビンチが描いた『最後の晩餐』の登場人物は、イエス、ヨハネ、ペテロ、
マタイ、トマス、大ヤコブ、小ヤコブ、フィリポ、タダイ、シモン、アンデレ、
バルトロマイ、そしてユダでした。

* 無酵母パンを指します。
参考・出典:日本大百科事典/小学館 キリスト教資料集/聖公会出版 ほか
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【4】 バロック散歩☆ 教会建築から生まれた音楽様式
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「マタイ受難曲」の合唱は、第1と第2からなるダブルコーラスで形成。
それぞれソプラノ、アルト、テノール、バスの4声部編成で、ステージの
両側にわかれて演奏します。同様に管弦楽も2グループで配置されます。

 左右両側から演奏するダブルコーラススタイル(複合唱形式)は、
16世紀にイタリアのヴェネツィアで生まれた音楽。フランドル出身の音楽長に
よって生まれたとされます。身廊をはさんで左右対称の構造をもつサン・マルコ
大聖堂の特徴を使って、2台のオルガン伴奏と両側から歌い交わす聖歌隊の
詩篇交唱などが行われました。
 
 そして複合唱形式は、ガブリエリ、モンテヴェルディといったイタリアの
音楽家たちによってさらに発展。器楽曲など、次々にヴァリエーションが加え
られ、音響効果の高い音楽が生まれ、教会での“歌い交わし”だった音楽は、
いくつもの響きが交差する重層な音楽へと進化しました。

 折しもドイツからイタリアに留学していたシュッツは、当時流行していた
複合唱形式を学び、帰国後のドイツで早速、作曲に応用します。この音楽様式は
ドイツ人にも魅力的だったらしく、100年後のバッハによって、二重合唱・
合奏形式として完成度を究めたのちに、べートーヴェン、メンデルスゾーン、
ブラームスたちの作品に受けつがれていきます。

 現代のステレオと同じ音響効果は、500年前から追求されていたのですね。

参考・出典:日本大百科事典/小学館 ほか
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編集後記♪
先の大地震から早くも1か月経ちましたが、今も大きな余震が続いています。
その影響もあり、音楽活動の場にも変化が現れています。私たちTBSも、
いつも使っている練習会場が利用できなくなったり、ピアノのない会場では
キーボードの伴奏で練習することもあり、練習会場の確保に苦労しています。

しかしこうした様々な影響の中、少しずつではありますが、あらゆるところで
日常の平安に近づこうという動きや支援の広がりを感じます。
常に前へ進む音符とともに、音楽の力を信じて。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

東京バロック・スコラーズ
渉外担当
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