東京バロック・スコラーズProfile
 東京バロック・スコラーズ(Tokyo Baroque Scholars、略称TBS)は、J. S. バッハを心の核とする指揮者三澤洋史が自身のバッハにかける思いを実現し、バッハを愛好する個人や団体とのネットワークを目指して2006年1月に立ち上げた団体です。
2006年11月の立ち上げ公演、『21世紀のバッハ ロ短調ミサ曲』を皮切りに、講演会や公開レッスン等の活動を通じ、バッハを中心としたバロック期の諸作品や関連する他芸術への理解を深めるとともに、21世紀の「今」を生きる我々にとってのバッハを追求していきたいと考え、演奏会開催だけに留まらない活動を拡げています。
 当団の活動については、随時本サイトにてご連絡いたします。 どうぞ今後の発展にご期待ください。
音楽監督・指揮者 (GMD)
三澤洋史 「ご挨拶」
三澤洋史
(みさわ ひろふみ)
三澤洋史


演奏会・講演会予定
His English profile is here!
※演奏会予定と講演会予定は、
 Cafe MDRの当該ページへリ
 ンクさせていただいています。
群馬県出身。国立音楽大学声楽科卒業後、指揮に転向。
1984年ベルリン芸術大学指揮科を首席で卒業。東京藝術大学、愛知県立芸術大学、京都教育大学非常勤講師や、名古屋芸術大学客員教授及び滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール専任指揮者などを経て、現在洗足学園音楽大学客員教授。
2001年9月からは新国立劇場合唱団指揮者として新国立劇場の全公演に関わっている。2003年9月からの一年間は新国立劇場音楽ヘッド・コーチも兼任した。
1999年より2003年まではバイロイト音楽祭にて祝祭合唱団の指導スタッフの一員としても従事し、その経験からワーグナーのスペシャリストとして講演や放送の分野でも活躍。新国立劇場2005年度シーズン開幕、ワーグナー作曲 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」では、その合唱音楽作りが高い評価を受け、ドイツ・バイエルン州メルクール紙批評に「これと同じレベルは、ただバイロイト祝祭劇場でしか求められない。」と書かれたほか、ドイツの音楽雑誌Opernwelt(オペラの世界)でも好評を得た。
2011年、文化庁在外研修員としてミラノ・スカラ座を研修。それらの経験を生かして、新国立劇場合唱団指揮者として同合唱団を世界的レベルにまで高めた。
2016年JASRAC音楽文化賞受賞。新国立劇場合唱団は、2018年ミュージック・ペンクラブ賞の室内楽、合唱部門で受賞。
合唱指揮のみならず、2002年1月にはフンパーディング作曲「ヘンゼルとグレーテル」新国立劇場本公演を指揮。2004年と2005年に"新国立劇場 子供のためのオペラ劇場 ジークフリートの冒険"の編曲/指揮。2005年7月"新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室 蝶々夫人"6回公演(2007年再演予定)の指揮など活躍。2006年夏に編曲/指揮した新作「スペース・トゥーランドット」は雑誌、テレビでも大きく取り上げられ絶賛を博した。
また、2005年5月1日のサントリーホールにおける東京交響楽団特別演奏会「三澤洋史のドイツ・レクィエム」は「本作品演奏史上、後世に残る名演」と評され、ライブ録音がコロンビアからCD化、発売されている。
愛知祝祭管弦楽団を率いて、ワーグナー作曲の四夜にわたる楽劇『ニーベルングの指環』全曲を2016年から1年に1作ずつ上演し、2019年で完結。その業績は大きく評価された。
2022年8月28日には『トリスタンとイゾルデ』を公演予定。
声楽を伴うあらゆる様式の音楽に精通。言葉と音楽、ドラマと音楽の接点を追求している。作曲家としては、ミュージカル『おにころ』、『愛はてしなく』、『ナディーヌ』及びMissa pro Pace(平和のためのミサ曲)などがある。
バッハには特に深く傾倒しており、マタイ、ヨハネ両受難曲、ロ短調ミサ曲など全て暗譜でレパートリーに有する。2000年暮れから2001年初めにかけての浜松バッハ研究会ドイツ演奏旅行では、エアフルト、ハレでのロ短調ミサ曲成功に加え、ライプチヒ聖トマス教会の新年音楽礼拝を聖トマス教会聖歌隊に代わり務めた。
現在は東京バロック・スコラーズをホームグラウンドにして活動。CDモテット集は、雑誌「レコード芸術」で準特選に選ばれた。
日本顕彰会より社会貢献者賞受賞、上毛新聞社より上毛音楽賞を受賞。


指導・ボイストレーナー
奥村 泰憲
(おくむら やすのり)



広島少年合唱隊出身。エリザベト音楽大学宗教音楽科卒業、同大学院修了。小学校教員を経て2005年よりウィーン国立音楽大学声楽科、プライナー音楽院指揮科、オペラ科で研鑽を積む。2006年ウィーンでシュッツ「マタイ受難曲」イエス役でソリストデビュー、またウィーンシュタット劇場でグルック「トーリードのイフェジェニー」トアス王を歌いオペラデビュー。アーノルトシェーンベルク合唱団に満点合格、バス、コントラアルト、ソリストとして多くの演奏会、音楽祭に出演。フランス、デンマーク、マケドニア、オーストリア、ドイツで独唱会。2009年シュッツ「十字架上の七つの言葉」、バッハ「ルターミサ」を指揮し指揮者デビュー。その後宗教曲を中心にオペラ、室内楽を指揮する。2012年に帰国。現在バッハコレギウムジャパン所属、ヴォーカルコンソート東京コンサートマスター、古楽集団アフェッティムジカーリ所属、東京バロックスコラーズ、混声合唱団オラショクラブ指導者。


ボイストレーナー
高橋 ちはる
(たかはし ちはる)

〈撮影 篠原栄治〉

オフィシャルブログ
ちはるのうたごよみ

東京藝術大学大学院博士後期課程修了。ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科研究科修了。
第15回友愛ドイツ歌曲コンクール入選。第79回日本音楽コンクール入選。第10回中田喜直記念歌曲コンクール大賞並びに中田喜直賞(第1位)受賞。。
台東区第九公演にて藝大オケと共演しソリストデビュー後、J.S.バッハ「マタイ受難曲」「クリスマス・オラトリオ」、モーツァルト「レクイエム」等ソリストとして多数出演。オペラではフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」(ヘンゼル役)等に出演のほか、日本ヘンデル協会主催オペラ「パルテノペ(日本初演)」にロズミーラ役で出演し、バロック・オペラの分野においても好評を博した。
東京文化会館小ホールにて文化庁助成・日本演奏連盟主催によるリートリサイタルを開催、「音楽の友」「音楽現代」の各誌にて「安定した発声と練られた歌唱」「馥郁とした伸びのある声質」と高い評価を得た。
またマーラー「大地の歌(室内楽版)」で下野竜也指揮/アンサンブル・ヴァガボンズと共演し大きな注目を集めた。
バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバーとして国内外での演奏・録音に参加している。
東京バロックスコラーズ、志木第九の会、みずほ合唱団指導者。


指導・ボイストレーナー
広瀬 奈緒
(ひろせ なお)

宮城学院女子大学学芸学部声楽専攻卒業後、渡英し英国王立音楽大学・大学院古楽科に入学。在学中、ペーター・ピアーズデュオコンクール第3位、RCM古楽コンクール第1位を受賞し、最優秀賞付き上級ディプロマを得て首席で卒業した。
在英中、ヘンデル「メサイア」「エジプトのイスラエル人」バッハ「ヨハネ受難曲」モーツァルト「戴冠ミサ」の他、シューベルト、ブリテン、ウォルトンなどのミサ曲のソリストとして活動。また、様々なアンサンブルのメンバーとして英国国内・ヨーロッパにて演奏、CD録音に参加した。自ら結成した古楽アンサンブル「ラ・スフェラ・ムジカーレ」およびソリストとして、ブルージュ国際コンクール、国際古楽コンクール山梨等で受賞。北とぴあ国際音楽祭「妖精の女王」のスプリング役、ヘンデル・フェスティバル・ジャパン「エイシスとガラテア」(ガラテア役)「アルチーナ」(オベルト役)「イェフタ」(イフィス役)などを務め、「特筆すべきは、広瀬奈緒の艶やかな光沢と輝きのある美声と情感豊かな歌唱」(那須田務『音楽の友』)と評された。
ソロCD「空の記憶 水の記憶」の他、ラ・スフェラ・ムジカーレの「バロックな対話」、水永牧子との「麗しのイングランド」など録音多数。2012年『日本の演奏家〜クラシック音楽の1400人〜』(日外アソシエーツ)に選出され辞典に掲載されている。
これまでに声楽を鈴木優子、故 菅野絢子、遠藤恭子、波多野睦美、鈴木美登里、マーガレット・ケイブル、ナンシー・アルジェンタに、室内楽をジェレミー・ウェスト、アシュレイ・ソロモンの各師に師事。
東京バロックスコラーズ、東京室内声楽アンサンブル、アンサンブル・シェーネ、東京バッハ室内合唱団ヴォイストレーナー。


ボイストレーナー
大森 いちえい
(おおもり いちえい)

昭和音楽大学声楽科首席卒業。国立音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻(オペラ)修了。二期会オペラスタジオ第36期研究生修了。1990年大学院修了オペラ「ドン・ジョヴァンニ」レポレルロ役でオペラデビュー。現在に至るまで膨大な数のオペラ、コンサートなどの舞台に出演。新国立劇場「三文オペラ」鋸のロバート役にて俳優メジャーデビューを果たす。桑原妙子、中村健、新田ちさ、太田実、シュテファン・アルトナー、白石卓也、三澤洋史の各氏に師事。新国立劇場合唱団所属。


指導・ボイストレーナー
浜田 広志
(はまだ ひろし)

石川県内灘町生まれ。京都大学文学部卒業。洗足学園音楽大学大学院声楽専攻を首席で修了。2014年の第18回日仏声楽コンクールにて第3位を受賞。新国立劇場合唱団、Affetti mvsicali、アンサンブル・ミリム、東京バロックスコラーズのメンバーとして活動したのち、2015年にフランスに渡る。パリ・エコールノルマル音楽院にて声楽を、オーベルヴィリエ・ラ・クールヌーヴ地方音楽院にて合唱指揮とバロック声楽を学ぶ。パリ市内外でバッハのカンタータのソリストとして多く出演。また、Lucia Ronchetti作曲 オペラ ”Inedia Prodigiosa(奇跡的飢餓)”のフランス初演にて合唱指揮者デビューを飾る。全日本合唱連盟主催第8回JCAユースクワイアではアシスタントコンダクターを務める。
2019年に帰国し、歌唱・合唱指揮の両面で活動の場を広げている。現在、電気通信大学グリークラブ常任指揮者。Ensemble Sacree Musique代表。合唱人集団「音楽樹」会員。


ピアニスト
三澤 志保
(みさわ しほ)

パリ・エコール・ノルマル・ピアノ科を経て、パリ国立地方音楽院ピアノ科、伴奏科を首席で卒業。
フランス各地にて器楽、声楽の伴奏者として様々なコンサートに出演。
8年間の留学の後、東京二期会、新国立劇場、びわ湖ホールなどのオペラ公演で稽古ピアニストとして関わる他、リサイタル伴奏、室内楽ピアニストとして活動している。
近年では声楽家の為のフランス語指導、研修所等で後進の指導にもあたっている。
現在、二期会研修所、国立音楽大学院オペラ科ピアニスト。


ピアニスト
中澤 薫子
(なかざわ かおるこ)

国立音楽大学ピアノ科卒業。山本奈々子、末永博子、竹下敏子の各氏に師事。
卒業後、日本オラトリオ連盟合唱団ピアニストとして活躍する一方、声楽および器楽のアンサンブルピアニストとして活動の場を広げる。
1993年、2004年、2006年、2011年には『なでしこの会』を開催。
ピアノ演奏に限らずバロック作品の声楽演奏にも造詣が深く、東京バロック・スコラーズには設立時ソプラノとして入団。2009年よりピアニストとして指導陣に加わり、2011年12月開催の「教会で聴くクリスマスオラトリオ」では、荻窪教会付属のオルガンにて全オーケストラパートの演奏を担当。オルガニストとしても実力を認められている。
杉並楽友協会ピアニスト。

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