メールマガジン

本文表示 No.88

時間 : Sun 03-Nov-2019
タイトル : 東京バロック・スコラーズ メールマガジン 2019/11/3
メッセージ :

■ 東京バロック・スコラーズ 〜21世紀のバッハ〜 ■
メールマガジン 【2019年11月号】

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このメールは東京バロック・スコラーズ(TBS)のメールマガジンに
ご登録いただいている皆様にお送りしております。
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この度の台風19号により、またそれに続く大雨により被害にあわれた
方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早く平穏な日々が戻ることを、心よりお祈り申し上げます。
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☆CONTENTS☆
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【1】 「ヨハネ受難曲」演奏会 に寄せて  「人間を描く!」   
           音楽監督:三澤洋史 (演奏会チラシから)
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【2】「ヨハネ受難曲」演奏会 チケットの販売を開始いたしました
   (2020年3月21日(土) 北とぴあ さくらホール)
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【3】ヨハネ受難曲 団内勉強会が開催されました
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【1】 「ヨハネ受難曲」演奏会 に寄せて  ー人間を描く!ー   
            音楽監督:三澤洋史 (演奏会チラシから)
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演奏会チラシに、音楽監督 三澤洋史が今回の「ヨハネ受難曲」の演奏について、
その目指すところを記していますので、ご紹介いたします。

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 新国立劇場合唱団首席指揮者としての活動を中心にオペラの世界に身を置き、
ワグネリアンとして楽劇「ニーベルングの指環」全四部作を指揮する私は、
ミュージカルを台本から書き、作曲、演出をする。私にとっては、音楽にドラマを
感じ表現することが天職のような気がする。
 それ故に、私の演奏する受難曲はオペラ的になるのかと勘違いする人はいるかも
しれない。だがそれは全く違う。私は、全ての“いわゆるオペラ的”なるものを嫌悪する。
何をやっても、私が目指すものはドラマそのものなのだ。ドラマとは、
「人間とは何か?」という問いであり、「生きるとは何か?」ということへの模索である。
私がドラマに向かうのは、宗教に傾倒するのと同じモチベーションによる。
 ソリスト達の顔ぶれを見ていただきたい。しかし私は彼らとオペラをやるのではない。
私が選び抜いた彼らは「人間を描く達人たち」なのだ。
 まるで台風の目のような静けさに支配されているイエスの回りに、怒濤のような
混乱や怒り、欺瞞、陰謀、裏切り、悔恨などの感情が荒れ狂う。どうしてこのような
ことが起こったのか? 何故、救世主は殺されなければならなかったか?
 福音史家が、簡単な伴奏に乗って、歌とも朗読ともつかないやり方で淡々と物語りを
進めて行く。しかし、この方法は、どんな大管弦楽も及ばないドラマチックな効果を
紡ぎ出す。書くことが仕事である作曲家の“究極的な挑戦”とは、最低限の音符を書き、
あとは表現者の感性を信じること。
 加えて、群衆合唱の迫力に満ちた表現力。心に染みる珠玉のアリア。どれをとっても、
バッハのドラマティカーとしての圧倒的な能力に舌を巻くばかりだ。しかも、それら
すべての表現に、神を信じ、人間を信じていた彼の愛があまねく行き渡っている。
 進化した東京バロック・スコラーズは、ここに満を持して、世界に「ヨハネ受難曲」を
発信する!



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【2】「ヨハネ受難曲」演奏会 チケットの販売を開始いたしました
   (2020年3月21日(土) 北とぴあ さくらホール)
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第16回演奏会「ヨハネ受難曲 BWV245」 のチケット販売を開始いたしました。

■日時
2020年3月21日(土)開演15:00 開場14:10 
※14:30より三澤洋史によるプレトーク

■会場
北とぴあ さくらホール
※JR京浜東北線 王子駅 北口下車 徒歩5分
 東京メトロ南北線 王子駅 5番出口直結
 都電荒川線 王子駅前駅 徒歩5分 

■料金
一般:4,000円 (全席自由)

■指揮
三澤 洋史

■ソリスト
福音史家   畑 儀文
イエス    小森輝彦
ソプラノ   國光 ともこ
アルト    清水 華澄
テノール   鈴木 准
バリトン   萩原 潤

■ 管弦楽
東京バロック・スコラーズ・アンサンブル
コンサートマスター  近藤 薫

■合唱
東京バロック・スコラーズ

素晴らしいソリスト、オーケストラの皆様とともにお届けします。
団員一同、心より皆様のご来場をお待ちしております。


▼詳しい演奏会のご案内はこちら▼


■■チケットのお申し込み■■

(1)当団のホームページより  
▼お申込みはこちらから▼

(2)お電話でも、受付けいたします
電話:  090-6034-2138
受付時間: 10:00-18:00

(3)イープラスより
http://eplus.jp/
(ファミリーマート等で直接購入可)

(4)チケットぴあより
https://t.pia.jp Pコード: 165131
(セブンイレブン等で直接購入可)

(5)北とぴあ1階チケット売り場 窓口のみ
(10:00-20:00/臨時休館日は10:00-18:00/全館休館日は休業)


※演奏会に先駆け、2020年2月15日(土)に恒例のカップリング講演会を
開催致します。
演奏会チケットをお持ちの方は無料です。
▼カップリング講演会の詳しいご案内はこちらから▼



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【3】「ヨハネ受難曲」 団内勉強会が開催されました
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9月28日(土)、10月5日(土)の2回にわたり、演奏会に向けて団員の勉強会を
開催いたしました。

第1回目の講師は、カップリング講演会の講師もお願いしている樋口隆一先生。
バッハに関する研究を重ねてこられ、多数の著作をお持ちで、指揮者でもいらっしゃいます。
バッハが改訂を重ね最終稿に至るまでの歩み、そしてヨハネ受難曲の最大の特徴である
レチタティーヴォや美しいアリアと、迫力溢れるドラマチックな群衆合唱との対比などを、
CDによる演奏を聴きながらお話してくださり、わかりやすく充実した時間となりました。


そして第2回目は、聖書学者の佐藤研先生。
角度を変え聖書学の観点からのお話でしたが、さらに発展してヨハネ受難曲へのご指摘まで。
バッハの深い人間理解と信仰理解を読み解く意義深いお話でした。
「ヨハネ受難曲」において、合唱隊に担わされた「イエスを迫害する群衆」と「それを
悔い嘆く信者」の二役は、人間の持つ二面性を具現化したものであり、この曲のおける
人間ドラマの最大の主役は合唱隊ではないかとのお話に、改めて私たちは合唱の重要性を
胸に刻みました。


外部から講師の先生をお迎えしこのような貴重な機会を得られたことを、今後の演奏に
生かすことができるよう、これからの練習に取り組んでいきたいと思います。




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編集後記♪ 

台風19号による被害の復旧作業が長期化する中、またすぐにやってくる大雨に、
やるせない思いでいっぱいになります。
これ以上被害が拡大しないよう、祈るばかりです。

TBSでは2回の勉強会があり、ヨハネ受難曲の練習も本格化してきました。
最近は、イエスを十字架へと追い込んでいく群衆合唱の部分の練習が中心です。
目指すところは躍動感あふれるバッハの音楽を美しい響きの声で自由に表現する
ことですが、練習は地道に、ドイツ語の発音、運動性に富むバロック的な表現など
一歩一歩。「まだまだ」と発破をかけられながら練習を重ねています。
淡々と物語を進めるレチタティーヴォや美しいアリアとの対比で描かれる迫力ある
群衆合唱。
TBSのヨハネ受難曲をどうぞお楽しみに。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

東京バロック・スコラーズ
広報担当




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