第14回演奏会「バッハとルター 〜宗教改革500年を記念して〜」(2017年10月22日 川口リリアメインホール)の音源の一部を視聴コーナーに掲載致しました。
去る11月18日(金)、TBSの音楽監督であり指揮者である三澤洋史が、 日本音楽著作権協会(JASRAC)より顕彰され、第3回JASRAC音楽 文化賞を受賞いたしました。
この賞は「売上や利用実績などの数字には表れない地道な活動を行っている個人・団体・作品等に光をあて、音楽文化の発展に寄与した功績を称え顕彰することにより、今後の活動への励みとしていただく」ことを願って、2014年11月に創設された新しい賞です。
三澤の受賞理由は「合唱団の指導、育成に卓越した力を発揮し、新国立劇場合唱団の専属指揮者として同合唱団を世界有数といわれる レベルに引き上げた功績をたたえるとともに、オペラ指揮者の陰に隠れがちな合唱指揮者の重要性に光を当てる意味も込めて顕彰する。」というものでした。
これについて、受賞翌日の練習で、三澤は次のように語りました。
「僕が2001年に新国立劇場合唱団の指揮者に就任した頃、日本では合唱指揮者の地位は低かった。僕が合唱団を鍛えていく中で、その仕事の重要性が理解され評価されるようになったのだとしたら、とても嬉しい。
また劇場には、合唱団やオーケストラといった表に出る人たち以外にも、音響や照明、舞台監督、演出助手等の、裏で舞台を支えてくれている人たちがいる。
皆、劇場を良いものにしたいという情熱で結ばれ、信頼しあって仕事をしている。
僕はそういう人たちの代表としてこの賞をいただいたと思っている。」
「文化というものは、見えるものだけではなく、むしろ見えないものによって支えられていくもの」
この言葉を、私たちも背筋の伸びる思いで受けとめました。
ますます脂ののった三澤と共に、TBSも前に向かって進んでいきたいと思います。
【参考】 JASRAC 第3回JASRAC音楽文化賞
http://www.jasrac.or.jp/profile/culture_award/03.html